警察の方にいくら説明しても報道に全く反映されない事に憤りを感じて自分から朝日新聞社へ電話してチクって以来、「これ以上喋ったら貴方の身の安全は保証しかねる。マスコミの取材には一切応じないように。」と、刑事さんと 約束 させられている為、取材には応じられません。私はこれを、誰の取材に応じて書いている訳でもありません。 私は、草壁さんからシアン化カリウムを受け取った一人です。 「ドクターキリコ診察室」や「ドクターキリコ資料室」は、私が「安楽死狂会」を始めた数週間後に、私が設けたモノです。 勝手ながら、草壁さんが私に個人的に伝えられた事を公開させていただきます。 私が草壁さんに「青酸カリが欲しい」と頼んで 保管委託を受けた時、草壁さんは「使ったら犯罪だから、ちゃんと保管するよう」私におっしゃいました。でも、飲んで死んでしまえば罰せられようがなく、私は当然、飲むつもりでおりました。 そんな草壁さんが、今回、杉並の女性が亡くなられ、御自分も亡くなられてしまった事が、私には残念で悔しくてならないのですが、 私は、「人間は 自分の意志で 死にたい時に死ぬ権利がある」なんて単純に考えている者で、自殺については 全く個人の自由であり、個人的選択にのみ委ねられる 究極の個人的問題だと考えております。が、草壁さんは私のように 自殺 について 安直に考えている方ではありませんでした。 本題から 外れてしまいましたが、薬物による未遂 について、草壁さんがキリコ診察室にて 果たされたであろう役目の一つについて、触れておきたいと思います。 私信:ピクピクさん、やっぱりメール送信うまくいきません泣。御免。元気にしてます、ありがとう。
安楽死狂会(これは機能していません、ファイルの一部はアップされておりません)は私 によってつくられていたモノです。
そして、「ドクターキリコ診察室」は「安楽死狂会」のコンテンツの一つ、「掲示板」でした。
その時、薬学にお詳しい草壁さんに
「『キリコ診察室』にて、薬に関する相談にのって欲しい」
「『草壁』というハンドルだと、某氏(とある事情で草壁さんに反感を抱いている人物)がウザいから、他のハンドルで書き込みして欲しい」
「『安楽死狂会』の専属医ならば、『ドクターキリコ』なんてのが面白いと思う」
など、私の方から草壁さんにお願いして「ドクターキリコ」になってもらいました。
この掲示板で草壁さんが「シアン化カリウムを譲る」というような事は、それをほのめかした事もなければ、掲示板上に「シアン化カリウム」「青酸カリ」などの言葉を出した事すらありません。
ご覧になって頂きたいのですが「ドクターキリコ診察室」で行われていた事は、主に、「○×という薬なら、何錠で死ねますか?」というような質問と、それに対する、草壁さんの 答 でした。ひっくるめて言ってしまえば、草壁さんは、
「クスリで自殺するのは 余程の運や条件に恵まれない限り、まず 無理である」
事を志願者達に伝えていたのです。
「ネットを使って毒物販売」などと報道されていますが、私は、これは2つの点で誤っていると思います。
まず一点めは、「ネットで」というところ。
私は私の他の3人の入手経路を知っていますが、3人は 口コミ、つまり誰かからの紹介によって、草壁さんからシアンを受け取ったのです。別に草壁さん御自身が、キリコ掲示板でシアンの通販をしていた訳ではありません。当の私自身は、他の某掲示板の書き込みから、草壁さんがシアンを持っている事を知っておりましたので、メールで彼に譲って欲しいと頼みましたので、「ネットで」知って入手したのですが。
2点めは、「販売していた」というところ。
草壁さんは、「販売」していた訳ではなく、「保管の委託」をしていたのです。私は、草壁さんのシアンを保管する事を委託された訳で、シアンを譲り受けた時、その適切な保管方法などの説明と共に
「決してECカプセルの蓋を開けてはならない」
と、指示されました。そしてその保管委託の契約期限は5年であり、5年後に草壁さんに返す約束になっていました。
では、なぜ、委託される側が委託する側に委託料を支払うのか と、思われる方もおられるでしょう。その辺りは、草壁さんの「シアン化カリウムの保管委託」という行為の動機と関わってくると思われます。
私は草壁さんではないので、ここから先は、草壁さんからのメールと草壁さんとの会話から 私が感じた、私の憶測です。
まず、草壁さん自身が、シアン化カリウムを「委託用」ではなく「自分用」に持っておられたのですが、草壁さんの言葉を借りればそれは一種の「お守り」としてだったようです。
例えば、草壁さんは、お一人で海外の治安の悪い危険地帯や紛争やテロの起きているような場所、タイやインドの僻地などをヒッチハイクで長期間旅行するのがお好きで、そういう時は「ECカプセル」を携帯して行くのだとおっしゃっておられました。いざという時にはそれを飲んでしまえば良い、という「お守り」を持って、わざと海外の危険な場所に好んで一人で行く、というようなニュアンスに 私は受け取りました。
また、私が「鬱」の時、草壁さんは
「鬱 の辛さは わかります。のんびりしてください」
というようなメールをくださった事があります。だから私は、勝手ながら、草壁さんご自身、うつ病 の経験をお持ちで、それに伴う「もう消えてしまいたい」という気持ちを持たれた事がある方なのではないか と思っています。この事から、草壁さんは 危険な海外旅行用 としてだけでなく、いつ湧き起こるかわからない 自殺念慮用 としても 「お守り」を持っておられたのだ と 思います。それは 草壁さんの言葉を借りれば、あくまでも 飲む為 にではなく、
「これがあるから、いつでも死ねる。今 である必要は無い。だから、もう少し頑張ってみよう」
と、自分に自殺を思いとどまらせる為であったようです。
受け取って以来、家出の失敗や 一緒に死ぬ予定であった知人との連絡ミスなど、諸々紆余曲折があったのですが、自殺したいと思わなくなった時期がありました。上手く表現出来ませんが
「これは、喩えればトランプのジョーカーみたいな物。今このカードを出してしまうのは 勿体無い」
というような心境になったのです。シアンを手にして、未練がある事に気づいたのです。シアンに依って未練に気づかされた私は、その旨、草壁さんに電話しました。死ねなくなってしまった、と。そしたら草壁さんは
「だろう?そういうものなんだよ。アレは僕にとっても本当に不思議な『お守り』なんだよ。僕はこれまでに何人かの人に『お守り』を渡したけれど、誰も飲んだりはしていない、だから美智子さんにも きっと 『お守り』になると思っていたよ。お守りの有効期限は5年、5年後に、僕の所に 美智子さんのお守りが無事に戻って来るのを待っているよ。そしたら また 新しいお守りをあげるからさ、その時は委託料は取らないよ」
というような事を私に話されました。
私はこういう経緯から、草壁さんの「シアン化カリウムの保管委託」という行為の動機について、草壁さんは
誰もが、飲む事なく、お守りとしてそれを保管する筈
と確信して、 言い換えれば 自殺の衝動から解放される為の手段として 幾人かの人にそれを渡していた、と思います。
ただ、前後して、草壁さんのメールから、 それを飲んだかもしれない人 の話を知らされたことがあります。草壁さんは、その方にECカプセルを確かに送ったそうです。その方は亡くなられたそうですが、草壁さんは、その件について、
「シアンを飲んだ可能性が ある。 僕は、逃げも隠れもしない、僕の連絡先や名前を、遺族の方に知らせた」
とメールに書かれておりました。
「逃げも隠れもしない」という草壁さんの出方は、
まさか飲んだ筈は無い、誰にとってもあれは お守り である筈、だから その人が亡くなられた原因は 他にある筈
と確信しておられた為なのか、それとも
「保管委託」という形でシアンを渡したのだから、罪に問われる筈は無い
とお考えであったのか、それとも
罪に問われても、自分の送ったシアンで亡くなられたのならば、罰せられて然るべき
とお考えであったのか、草壁さんにその意図を尋ねることは もう 不可能なのですが、とにかく 後ろめたさを感じたり、臆している様子は見受けられませんでした。
今回は、「逃げも隠れもしない」という態度には出られなかった草壁さんは、
「自分にとってECは お守り であるし、他の人も 飲む事なく お守り として持ってくれている。誰にとっても お守り であると確信していたのに、杉並の女性は 実際に 飲まれてしまった。自分の判断ミスであった」
と、一種 責任をとる形で 自殺されたのではないか、と 私は思います。
草壁さんは、シアン化カリウムの保管委託を行うに当たって、相手の病状、何故 死に固執せざるをえないのか などを メールや電話などで 事細かに確認しておられたようです(少なくとも私に関しては。他の方については断言しかねます)。「死にたい人は死ねばいい」のではなく、
受験に失敗したから 死にたい とか、失恋したから 死にたい なんて、考えるべきではない
とお考えだったように見受けられました。
先ほども申し上げましたが、草壁さん御自身、 うつ病 の経験をお持ちであり、病気の為に 訳も無く衝動的に湧き起こる 自殺念慮 に 苦しまれた方であり、そして 草壁さんの 言葉を借りれば
ろくに話も聞かない精神科医の治療や、カウンセリングより この「お守り」の方が 自分にとっては よほど 自殺抑止力になる
ということで、同じように 心を病んでいる人にしか、保管委託を行っておりませんでした。
ここで、
「うつ病 で 死にたくて仕方ない人間に、そんなものを 渡したら、飲むことくらい、予想がつく事だろう。 死ね と 言っていることと 同じだ」
と、思われる方もいらっしゃるでしょう。
実際、 うつ病 の人は 死にたい死にたい と連呼するものですが、どちらかというと、
その「死にたい」というのは 病気のせいで 「自分は 死にたいのだ」 と 思わされているのであって、実際のところは(本人は自覚することは無くても)「死にたい」と言うことによって生きていたい
というのが、実際のところではないか と、私はそう思っております。
これは私に限ったことなので、 うつ病 の人の多くに当てはまることでは無い と 思いますが、
うつ病 の私は、向精神薬の大量服用 や手首きり を 何度か 繰り返しています。「死にたい」から なのですが、
サンシャインから 飛び降りる とか 電車に 飛び込む とか、確実性の高い 自殺を試みた事は 皆無 です。いつもいつも、おそらくは死なない事を予期した上で わざと 失敗する方法を選んで 未遂を繰り返しています。これらのことは、うつ病 の人には多かれ少なかれ思い当たるところではないか と 私は思っております。
そして、草壁さんは、こういう うつ病の 病癖 を解っておられて ECの保管委託をされていたのではないか と 私は思っております。
事実、私は EC を受け取って以来、馬鹿で無駄な未遂の繰り返し をしなくなりました。
言わば、
「お守り」を鑑賞することによって「いつでも死ねるんだから」と思う
という行為が、
無駄な自殺未遂の繰り返し
に 取って代わった のです。
草壁さんは、この辺りの事を 計算づくで 私に 保管委託して下さったのだ と、私はそう 思っております。今でも「死にたい」のですが、その度に「私には、楽に死ねる最期の切り札が あるんだから」と、飲む事なく、持っております。だから、私にとっての草壁さんは「自殺幇助」ではなく「自殺を思いとどまる事の幇助」をしてくださった方 と 思っております。
蛇足ながら、刑事さんの、私に対する「『お守り』の任意提出の要請」という行為は、私にとっては まさに 「自殺幇助」もとい「自殺未遂繰り返し幇助」であります。私は自他共に認める駄目人間なので、ECを取り上げられたら、また 薬の濫用を始める事は間違いありません。そうして馬鹿な未遂を繰り返しているうちに 運良く逝ってしまえれば それはそれで本望だったりするのですが、万一 そうなった場合の為にここに記しておきます。
『警察に EC を取り上げられたが為に、私は 結果的に 自殺してしまいました。』
キリコ診察室に来られていた志願者の多くは、おそらく 数年前のベストセラー本『完全自殺マニュアル』の読者だと思われます。その本の中には、飲めば死ねる市販の薬、その致死量などについて書かれており、私はこの本の通り薬を飲んだりしていました。この本には「確実性は低い」と書かれてはいるものの、私はこの本の薬の項全体を読み、薬で簡単に死ねるんだなあ といった印象を受けました。キリコ診察室を訪れられた方の中には、同じような方もいらしたのではないかと思われます。
草壁さんは、キリコ診察室にて、諸々の薬の致死量について、時には参考文献を付記しながら、詳細に答えておられました。そして、経口投与での「致死量」について、「完全自殺マニュアル」とは ことごとく異なった 答 を 書き込みしておられました。要するに、前述いたしましたように、薬の経口投与 では まず、死ねない という事です。
草壁さんの書き込みを読まれて、無駄で苦しいだけの 薬での未遂 をせずに済んだ人もいらっしゃるのではないか、と勝手ながら 私はそう 憶測しています。