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早いものでここを運営し始めて3年以上経ってしまいました。誰かそろそろ自殺サイト界隈の歴史を語ってくれないかなあと思っていたのですが、誰もしてくれないので自分なりに歴史をまとめてみました。
自分がいつくらいからインターネットを始めたのかはよく覚えてないのだけれど、多分98年くらいじゃなかったかと思います。当時は検索エンジンも貧弱な上に知識も無かったのでヤフーのカテゴリに登録されてた「自殺について真剣に話し合える場所」(当時URLは別)によく出入りしてました。今ではもう完全放置状態ですが、当時は掲示板が設置されてました。ヤフーに登録されていたとは言え、当時はゆっくりしたもんで一日に10件も書き込みは無かったと思います。
で、そんな時にドクターキリコの事件が起きたと思います(1998年12月)。当時の自分としては一体どこにそんなサイトがあったのかすら知らなかったです(ドクターキリコの診察室ってのは「安楽死狂会」と言うサイトの一コンテンツだったらしいですが)。とりあえずはこの事件で「自殺について真剣に話し合える場所」が消えてしまったかなんだかで、その後しばらく自殺サイトは見ることができなくなってました。
それからしばらくして「太宰治 自殺と遺書」と言うサイトがヤフーに登録されます。このサイトは今では掲示板を持っていませんが、当時は久々の掲示板装備の自殺系サイトで、散らばってた自殺志願者がここに集まり始めます。
しかしながら、荒らしもこの頃増えてきており、この太宰の掲示板などはその格好の的となってました。そんな中、太宰の掲示板から離れて自サイトを立ち上げ、そちらへ移行する人々も増えてきました。また、その掲示板には他のヤフーカテゴリに登録されてないサイトへのリンクが貼られており、そちら方面へ移動する人もいました。多分このあたりに「自殺志願者の憩いの場」(1999-運営中)や「DEAD_LINE」(1999-2003)などができたと思います。
その後、更に自殺サイトは増えていきます。「自殺志願者交流会館」(2000-2002) 「自殺企図者」(2001-2004) 「自殺掲示板」(2001-2003)などが代表的なサイトでしょうか。
ところが練炭自殺事件が発生した辺り(2003年くらい)から状況が変わってきます。書き込み内容が「苦しまずに死ぬ方法を教えて下さい」から「心中仲間募集」と直接的なものへと変化してきました。また、この事件をきっかけに面白半分に自殺サイトを訪問する人たちが激増、増え続ける荒らしに耐えかねてか、「DEAD_LINE」「自殺掲示板」「自殺志願者交流会館」、そして「自殺企図者」までが閉鎖となります。一旦ここで自殺サイトの第2期は終了したと僕は思ってます。
2002年10月24日、東京都練馬区の無職男性(30)がインターネット上で知り合った大阪市内の会社員女性(32)とともに練炭自殺」とあります。それから上記サイトの閉鎖には少し時間がありますから、閉鎖の全てが練炭自殺のせいとは言えないところはあります。
上記のサイト群の閉鎖を受け、行き場所に困った住人たちが自分たちで再度自殺サイトを構築し始めているのが現状でしょう。また、メンヘル系との壁が薄くなってきたこと、アングラ色のサイトが激減したこと等を感じます(昔は自殺サイトと言えば暗色系の背景でアングラっぽかったです。今や当リンク集でもアングラ系カテゴリは登録サイトの減少とともに無くしました)。更にインターネットの普及で若年層がかなり流入しているような気がしてます。
また、今年は自殺志願者をターゲットとする殺人嗜好者が登場したのもトピックでした。練炭自殺の増加とこの事件を受け、自殺サイトの運営は今後更に厳しくなってくるのではないかと予想してます。実際当リンク集で一番人気を誇っている「Current」なんかは海外サーバを転々として運営してますし、1999年より運営を続けて自殺サイトの重鎮と言える「自殺志願者の憩いの場」は自宅サーバでの運営となっています。
今まで見ていて気がついたのは、自殺サイトってのは2種類あるってことです。一つは集まってマターリと愚痴を言い合う溜まり場系。これは多分人畜無害、逆に延命に効きそうな気がします。もう一つはもっと直接的な自殺方法の記載とか心中仲間募集とか。こっちは目的突進系です。多分自殺サイトが日本に出来た時から2種類あったと思います。前述の「自殺について真剣に話し合える場所」が溜まり場系なら「ドクターキリコ」は目的突進系。ただ、一つのサイトでこの2つの系両方持ってたのも数少ないながらもありました。「DEAD_LINE」なんかは掲示板が溜まり場系で置いてあったデータは目的突進系だったと思います。そう考えると「DEAD_LINE」はデザインの秀逸さも含めてある意味自殺サイトの完成形だったかも知れません。
これからの自殺サイト運営は更に困難が予想されますが、自殺サイトの管理人さん達、先人に負けないように頑張っていきましょう。
以上、簡単に歴史を書いてみましたが、これはあくまで私チャタートンから見た歴史で、他の人たちはまた私とは巡回コースは違うだろうし、受ける印象も違ってると思います。何か意見とか記載内容に間違いがあったらメールフォームか掲示板で指摘下さい。反映させるかどうかはまた別ですが(笑)。
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